連載企画:リアル体験!地方公務員の仕事紹介「地方公務員の部活動」

 「部活動」、なんだか懐かしい響きの言葉です。中学生や高校生の頃は、一生懸命部活動に取り組んでいた方も多いと思います(公務員試験の面接カードに部活動で頑張った経験を書く学生もたくさんいます)。それが大学生になると部活動から離れるので、社会人になって久しぶりに部活動という言葉に懐かしさを覚えるのでしょう。

 地方公務員にも、部活動があります。自治体によると思いますが、私の勤めていた小さな市にもいくつかあったので、多くの自治体で部活動が行われているのではないでしょうか。ちなみに、私はバドミントン部に所属し、毎週2回、19時から21時まで体育館で練習していました。部員は20名以上いたと記憶していますが、練習に来ていたのは10名弱で、仕事が忙しいと練習に来れない場合もあります。

 きっかけは、中学と高校でバドミントン部に入っていたからです。決して強かったわけではありませんが、試合にも出ていました。市の大会や自治体職員の県大会、全国大会などもあり、東北まで行って出場したこともありました。私は競技よりもリフレッシュ、体力維持を目的にしていたのですが、全国大会にもなるとハイレベルの試合になります。

 もう1つ、私はソフトボールのチームにも入っていました。新人職員の時に、同じ課の先輩に誘われて加入しました。月に2試合くらいあったのですが、楽しかった思い出しかありません。市内の企業や団体も参加したリーグで、学校の校庭を借りて試合をしていました。守備は苦手でしたが、バットを思い切り振ってホームランを打った時は、とても嬉しかったものです。

 地方公務員にとっての部活動は、リフレッシュや体力維持だけでなく、仕事にも活きます。いろいろな部署の方々とネットワークが生まれるからです。年齢層も多様で、仕事では課長クラスの方でも部活動ではメンバーとして対等です。後輩でも力があれば試合に出場します。また、終われば一緒に食事などをして、楽しく過ごすことができます。こうした関係が、仕事で何か聞いたり伝えたりする時にも、役に立つのです。

 中学や高校で部活動をしていた方には、ぜひ地方公務員になってからも、部活動で心身のリフレッシュと先輩後輩とのネットワークづくりに役立てると良いでしょう。

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