連載企画:誰でも無理なく合格できる!公務員試験の勉強術(第1回)「まもなく新学期、焦らず平常心で習慣化を心がけよう! 」

 こんにちは! このHPを作成している井上です。最近、投稿がなかなかできていませんでしたが、これからたくさん投稿していきたいと思います。

 この連載企画では、「合格できる!公務員試験の勉強術」と題して、公務員試験に取り組んでいる学生の皆さんに向けて、よりよい成果をあげるための勉強法を紹介したいと思います。私は公務員試験の勉強はしていないものの、これまでの経験は学生の皆さんより多いと思いますし、仕事柄、今も勉強を続けています。また、世に溢れている勉強法の書籍にも多く目を通し、自分で実践しています。そうした経験を通じて、私が有益だと思ったものを紹介していきたいと思います。

 もちろん、紹介するものが誰にでも合うとは限りませんので、自分にとって有益なものかどうかを判断し、必要ならば実践していただきたいと思います。よろしくお願いします。

 早いもので、今年度も残すところ10日余りとなりました。春休み中の学生にとっては、「長い休みだと思っていたら、もう終わるのか…」と寂しい気持ちになる一方で、「新年度は何をしようかな」と期待も高まってきつつあると思います。大学3年生を迎え進路として公務員をめざす方にとっては、「そろそろ本格的に試験勉強を始めないと…」と考えていることでしょう。

 ところで、公務員試験最大の難関は何だと思いますか? 国家公務員総合職でしょうか? 確かに試験の難易度で言えばそうかもしれません。しかし、実はどの試験でも最大の難関は「自分」なのです。自分が作った壁をいかに乗り越えられるかが、公務員試験に合格するための最大のポイントだと思います(これは公務員試験だけでなく、人生のあらゆることに共通しているかもしれません)。

 公務員試験を受ける学生の多くは、「試験対策の負担が重い」と感じています。これが受験者減少の一因とも指摘されます。確かに試験勉強に励んでいる学生を近くで見ていると、「大変だな…」と私も感じます。公務員試験を途中で断念して民間企業の道を選ぶ学生が多いのも、公務員試験の負担に耐えられなくなったことが要因としてあると思います(民間企業に魅力を感じて転換することは、もちろん素晴らしいことですが…)。

 つまり、逆に言えば、公務員試験の負担を軽くすれば合格はグッと近づいてくるのです。そのための方法をこれから紹介していきたいと思いますが、何よりも大切なのは「習慣化」です。毎日、同じことを、当たり前のようにすることで、負担(感)を大きく下げることができます。

 東大受験マンガで人気の「ドラゴン桜」にも、「歯磨きをするように勉強しろ!」という名言が出てきます。毎日、決まった時間に歯を磨くのは、何十年も繰り返してきたことで、当たり前の習慣になっています。歯を磨いて達成感を抱くことはありませんし、歯を磨かないと何だか気持ち悪い感覚になるでしょう。勉強も同じように、達成感がなくなるくらい当たり前のことで、しないと気持ち悪い感じになるようにすれば、自然に勉強する習慣が定着します。

 そのためには、2週間ほど意識して繰り返す必要がありますが、それをクリヤーすれば強力な習慣になります(逆に言えば、それまでしてこなかったことが習慣として定着しているので、それを転換する新しい習慣で上書きする必要があるのです)。実際、私も今年から毎日ジムに通っていて、3か月続きました。今や、ジムに行かないとソワソワするようになっています。

 最初から欲張ると続きませんので、自分で試しながらとにかくスタートさせてみてください。頑張ることも大切ですが、それよりも大切なのは「平常心」です。毎日頑張るのは正直辛いですし、できなかった時の落ち込みも大きくなってしまいます。それが積み重なると「自分はダメだ」「公務員に向いていない」などと考えるようになり、最悪の場合は公務員試験を辞めることになりかねません。まずは小さな成功体験を続け、積み重ねることで習慣として負担感なしに続けられるよう定着させ、徐々にハードルを上げていけば良いでしょう(私もジムで少しずつウェイトを上げています)。

 新学期の開始で、どうしてもロケットスタートや変化を求めがちになりますが、これまでの生活リズムも習慣として定着したものなので、変えるのも時間がかかります。長丁場の取り組みとなりますので、最初は様子を見ながら徐々に変えていけば良いのではないでしょうか。

 ゴールデンウィークは、新年度が始まってちょうど1か月の節目なので、そこで成果を検証し、次に向けた対策を考えるタイミングになると思います。

 ではまた、次回を戒をお楽しみに!

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