連載企画:リアル体験!地方公務員の仕事紹介「地方公務員のゴールデンウィークは何連休?」

 まもなくゴールデンウィークが始まります。街中ではマスクを外している人も徐々に増え、インバウンドもかなり回復しているようです。ゴールデンウィークも、多くの人で賑わうのではないかと思います。新型コロナもまもなく5類に移行し、コロナ明けが近づいてきています。そこで、今回は地方公務員がゴールデンウィークをどのように過ごしているのかを述べたいと思います。

 学生にとって、長い休みは結構多くあります。夏休みは1か月以上、春休みは2か月に及びます。もちろんアルバイトなど仕事もするので全てフリータイムではありませんが、非常に長い期間の休みが年に2回もあります。ですから、ゴールデンウィークは学生にとって特別なものではなく、わざわざ混雑するところに行くことはしないかもしれません。

 しかし、地方公務員にとって、ゴールデンウィークは貴重な休みです。家族とゆっくり過ごしたり、気分転換に旅行に行くなど(できるだけ混雑しない場所へ)、有意義に過ごしたいと考えます。ただ、民間企業と違うのは、地方公務員のゴールデンウィークが「カレンダー通り」であることでしょう。連休の間に平日があっても、休みにはなりません。平日は仕事になります。例えば、今年のゴールデンウィークは5月1日と2日の平日は仕事があります。民間企業であれば休みにして7連休となりますが、地方公務員はそういう訳にはいきません。

 地方公務員になって何年か経てば「そういうものだ」と割り切れると思いますが、慣れるまでは物足りなさを感じるかもしれません。お盆休みも同じなので、慣れるしかない、自然に慣れていくと思います。それでも連休は貴重なので、与えられた休みを有意義に使いたいものです。

 気をつけたいのは、仕事が始まる時の方でしょう。「五月病」とも言われるように、新年度が始まる4月から環境が激変し悪影響が及ぶと、ゴールデンウィークは一休みできるものの、休みの長さもあって仕事への復帰が難しくなる可能性があります。場合によっては「登庁拒否」のような形に陥ることもありえます。そうなると、休みの長さがかえって仕事の壁になってしまいますので、要注意です。

 ゴールデンウィークを楽しく過ごしながらも、復帰後の仕事への向き合い方も考えておくことが必要だと思います。私も、まもなく始まるゴールデンウィークを楽しみにしています。新年度が始まって右往左往している状況から少し自分を見つめる時間、仕事の整理もしながら休日を楽しく過ごしたいと思います。

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