日曜コラム「マイ・オピニオン」第32回:今年1年の仕事環境と目標を考える
新年明けましておめでとうございます。早いもので、今年も始まり三が日も終わろうとしています。公務員も明日から仕事が始まります。昨年は新型コロナウィルスに振り回された1年だったと思います。今年も冒頭から緊急事態宣言が発出されるかどうか注目されていて、しばらくは新型コロナウィルスに左右されるでしょうが、少しでも早く落ち着いてほしいと思います。
一方で、「新しい生活様式」も注目されています。新型コロナウィルスが落ち着いたとしても、コロナ以前の生活様式に戻ることはないでしょう。それは、これまでの生活が制約されて不自由を感じたことも多くありますが、逆に自由度が高まった点もあるからです。それに気づいた以上、積極的に取り入れない選択肢はありません。
代表的なものはオンラインコミュニケーションです。これまで、講義や会議は対面で行うのが常識でした。特に、出張のスケジュールは講義と重ねることは不可能で、講義のない日に限られていました。しかし、いずれもオンラインでできるようになったので、制約は非常に小さくなりました。
例えば大学で対面の講義をした後にオンラインで福井の会議に出ることもできますし、逆に福井に出張して対面で会議に出席した後にオンラインで大学の講義をすることもできます。あるいは、自宅でオンラインの講義と会議の両方をすることもできるようになりました。このように、移動が不要になったことで、自由度が大きく広がりました。
この流れを加速させるのが5Gや携帯通信料金の値下げとパソコンのパワーアップだと思います。大容量の通信が安く大量にできるようになると、どこでもオンラインでつながることができます。さらに、パソコンがますます軽量化してパワフルなノートパソコンが600グラム台になりましたし、MacBookが新しいCPUになり格段にパワーアップしました。今後、こうした環境を活かしてオンラインでの活動がますます増えると思いますので、私もそれをフル活用したいと思います。
一方で、新しい生活様式にともなう課題もでてきます。それは、時間と活動の管理です。これまで、移動は気分転換や運動になっていました。決まった時刻の電車に乗るために、それを締切にして仕事を頑張ったり、電車の中だからこそ本が読めたり、といった時間の区切りができ仕事のメリハリがつきました。また、駅や目的地まで歩いたりすることが運動にもなっていました。移動が少なくなればそうしたこともなくなるので、時間の区切りがつけられずにダラダラしてしまったり、運動不足で太ってしまったりすることがありそうです(すでに私はそうなりつつあります…)。ここは意識して別の方策を練る必要がありそうです。
以上を踏まえて、今年の目標を考えてみたいと思います。昨年は書籍を出版することができました。今年は別の形で何らかのアウトプットをしたいと考えています。そのために、今年の状況予想を踏まえて、充実した一年を過ごしたいと考えています。