水曜コラム「今週前半のニュース」第5回:住民に感謝されることが地方公務員の原点

 今週前半も多くのニュースにコメントをしましたが、今回は次のニュースを改めて取りあげたいと思います。

 除雪ありがとう…役所に女児から手紙 鯖江市「温かいお礼、うれしい」

 このニュースについて、私は次のようにコメントをしました。

 心身の負担が大きな仕事だが、こうした反応で疲れも吹き飛ぶ。「公務員になってよかった」と思う瞬間でもある。

 私の地元である福井県では、昨年末から今年初にかけてまとまった積雪がありました。道路網の寸断によって物流も滞り、スーパーマーケットなどへの入荷や北陸地方との宅配便に送れが出るなど、生活に大きな支障を来たしています。雪下ろし中に屋根から転落し、亡くなる方も出ていると聞きます。今は落ち着いているようですが、雪のシーズンはこれからなので、まだ安心はできません。

 こうした中で、除雪作業も大変です。以前も投稿しましたが、朝の通勤通学や事業所の活動に間に合わせるため、深夜から除雪が始まります。国や地方自治体は、それぞれ管轄する道路の除雪を企業と連携して行うわけですが、暗くて寒い中で除雪作業を行うことは大変です。また、除雪と言っても道路の脇に雪を移動させて道路を空けるしかないので、住宅の門や塀の前などに固まった雪などが置いてしまうとかえって家の人が困るようなことも起こります。そして、道路脇にはプランターや自転車など見えにくいものが置いてあることもあるので、傷つけないように慎重に作業しなければなりません。除雪のブルドーザーも大きな音が出るので、寝ている人に気を使って作業しているのではないかと思います。このように、体力と神経の両方を消耗するのが除雪作業です。

 私は除雪の部署に所属したことはないので、作業に従事したことはありません。サービスを受ける住民の1人として、碩せtのあった日は朝早めに起きて、家の周りの雪をスコップでどけて、早めに自宅を出ていました。ブルドーザーの音で目が覚めたことも多くあるので、やはり雪の日は調子があまり出なかったです(ちなみに、スコップで雪をどけるのは良い運動にはなりましたが、腰は痛めてしまわないように気をつけないといけません…)。

 しかし、出勤すると深夜から除雪作業に携わっていた職員が疲れきった雰囲気で朝を迎えているのを見ていたので、「とても大変なんだな」と感じました。そうした時に、クレームなどもあるので、疲れた身体にさらに負担になるのではないかと思いました。

 今回の記事は、市民からの感謝の手紙を紹介したものです。市民へのサービスは公務員にとって当たり前の仕事ではありますが、やはりこうした感謝の言葉を聞くと嬉しくなるものです。今は大学にいて公務員を目指す学生に接していますが、「住民からありがとう言われる仕事がしたい」という理由で地方公務員をめざす人が多くいます。除雪作業は地味でありますが、これが地方公務員の醍醐味、やりがいなのだと改めて感じた記事でした。もちろん、そのためには地方公務員もさまざまな工夫やチャレンジをしていかなければなりませんが、これからも原点は変わらないのではないかと思います。

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