連載企画:誰でも無理なく合格できる!公務員試験の勉強術(第6回)「スキマ時間グッズ」を持っておこう!

 「公務員試験に合格するには1日何時間くらい勉強すればいいですか?」という質問をよく受けます。大まかな目安はあるのですが、確実なものではありません。その時間だけ勉強しても不合格に終わることもあれば、短い時間でも合格する人もいます。時間という量よりも大切なのは、勉強の質です。その1つとして、スキマ時間グッズを持っておく、ということを述べたいと思います。

 スキマ時間は、1日に何度もあります。信号や電車を待つ時間、授業が始まるまでの時間、電車に乗っている時間・・・など、挙げるとキリがないほどです。1日のスキマ時間を合計すれば、軽く1時間は超えるのではないでしょうか。この時間を勉強に充てない手はありません。むしろ、勉強のチャンスと捉えて積極的にスキマ時間を作ることも有益ではないかと考えているくらいです。

 スキマ時間にすべき勉強は、暗記です。いくつもメリットがあります。何よりも時間を有効に活かせるのは当然ですが、分散学習ができる点が大きいです。暗記はまとめてするよりも、分けた方が良いと言われています。1日100個の英単語を覚える場合、一気に全部覚えるよりも10個ずつ10回に分けて覚える方が効率が良いそうです。スキマ時間は、いつ、どこで生まれるか分からないので、まさに分散学習に最適なのです。

 次に、高い集中力が発揮できます。何しろ短い時間で、すぐに終わるので、「ここまで頑張ろう」というモチベーションが生まれやすい。「締切効果」とも言われますが、スキマ時間はこの締切効果を繰り返し発揮させることができます。「信号が青になるまで、英単語10個覚えよう」となれば、しめたものです。

 最後に、まとまった時間を有効活用できる点も挙げておきます。スキマ時間を暗記に使えれば、他のまとまった時間は別のことに充てられるわけです。暗記以外の勉強はもちろんのこと、勉強以外のリラックス時間としても良いでしょう。スキマ時間に頑張ったご褒美として、ドラマを見たりスポーツをしたり・・・心も身体もリフレッシュできれば、勉強も持続しやすくなります。

 このように、スキマ時間に暗記をすることは、メリットしかないと言っても過言ではありません。では、それを実行するためには何が必要でしょうか。それは、スキマ時間グッズを常に持っておくことです。英単語帳や暗記ノートなど、何でも良いと思います。ポケットなどに入れておけば、いつでもどこでもサッと取り出せるので、「ここがチャンスだ」と思った瞬間に暗記が始まります。

 上級編としては、スキマ時間の長さに合わせて暗記することを変える方法もあります。スキマ時間が来た瞬間に「〇〇分使える!」と判断し、その時間に合った暗記をするのです。例えば1分なら英単語5個、3分なら専門試験の暗記項目など・・・です。5分くらいなら、場合によっては問題を解くこともできるかもしれません。暗記の範囲を超えることも可能です。

 気をつけたいのは、暗記グッズにスマホを使うかどうかです。スマホに暗記ノートを保存しておけば、いつでも取り出すことができます。しかし、スマホでSNSやネットサーフィンも手軽にできてしまうので、スキマ時間にスマホを触ると反射的にSNSやネットサーフィンをしてしまい、せっかくの貴重な時間が台無しになってしまいます。それを避けるための暗記なのですから、スマホを使わない方が良いと判断した場合は紙のノートをポケットに入れて、スマホはカバンにしまうなど取り出しにくいようにしておくと良いでしょう。あるいは、スマホのホーム画面の分かりやすいところに暗記用アプリのショートカットを表示し、SNSやネットサーフィンはアクセスしにくいようにしておけば、考える時間ができて暗記の方をアクセスする習慣が生まれると思います。

 先週は「習慣のトリガー」の説明をしましたが、スキマ時間に暗記をする習慣も、トリガーが重要です。信号を見た瞬間に「スキマ時間=英単語」などが思い浮かぶようになれば、最強の味方になってくれるでしょう。信号が手前で赤になるのは嬉しいものではないはずですが、勉強の習慣ができると逆に「赤信号で勉強できる!」とワクワクする気持ちになれます。ぜひ、スキマ時間を勉強に活かして、有効な時間の活用をしてください。

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