日曜コラム「マイ・オピニオン」第3回:東京都知事選挙の動き本格化

 東京都知事選挙が近づいてきて、さまざまな報道が流れている。私の自宅の近くにも選挙のポスター掲示板が設置され、いよいよ選挙モードという雰囲気が出てきた。

 以前、福井県にいた時は、記事選挙のポスター掲示板は6人くらいだったが、東京は30人分くらいのスペースがあるので、驚く。確かに毎回多くの立候補者があるので、今回もそうなのであろう。私は、ここで特定の候補者を応援するつもりはない。ただし、今回の候補者をめぐる報道を踏まえて、意見を3点ほど述べることにしたい。

 まず、現都政の総括である。総括に当たり、現職のマニフェストがどれだけ実現したかが重要である。多くが実現していれば有権者の期待に答えたことになるので、次の選挙でも有利になる。一方、多くが実現していなければ、有権者の期待に反したことになるので、次の選挙にはマイナスになる。
その意味では、雰囲気としてはどたらかと言うと厳しめの総括が多いようである。ただし、前回の選挙は予期せぬ前職の辞任をきっかけにしている。そのため、それぞれの候補者のマニフェストも急いで作られたものとなった。やはり、準備を重ねて出したマニフェストと急ごしらえで出したマニフェストでは、充実度も異なるだろう。決して総括が必要ないということではないが、当時の状況を踏まえる必要があるかもしれない。

 次に、国の政党が候補者を立てるかどうかが報道されている。報道によると、各党とも候補者の擁立に活発ではないようだが、東京都も1 つの地方自治体である。首長たる知事と国政政党の結びつきがあまりにも強くなると、自治体としての役割が十分に果たせない可能性がある。特に新型コロナへの対応では、地方自治体ごとに首長の存在感が違っていたように思う。東京都の場合は自治体の規模が大きいので、国政との関係も強くなると思うが、自治体としての主体性もぜひ発揮してもらいたいと思う。

 最後にオリンピック後のビジョンを示すことである。新型コロナ対応の有事でオリンピックも開催規模の縮小が検討されるなど、依然として流動的な部分がある。しかし、いずれにしても次の任期はオリンピック後の方が長い。どのような形になっても、ポスト・オリンピックとウィズ・コロナの中で国際都市としての東京のあり方をどう描くかが重要ではないだろうか。

 まだ候補者が確定していない段階であるが、これから議論が大いに盛り上がることを期待したい。

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