金曜コラム「文章、プレゼンの基礎」第16回:音声入力3つの方法を比較する

 これまで何度か音声入力の有効性を紹介してきました私も基本的にはこの投稿は音声入力で行っています。入力がとても速く正確にできるようになったので、効率性は大幅に上がっています。

 音声入力の方法はいくつかあり、それぞれメリットデメリットがありますので、ここでは3つ紹介したいと思います。

 まず、Googleドキュメントを使う方法です。これはGoogleの文章作成アプリで、無料です。また、スマートフォンやタブレットともすぐに同期できるので、多くのメリットがあります。インターネットで音声入力を調べていると、この方法を使っている人が最も多いのではないかと思います。私も以前は使っていました。しかし、今はほとんど使っていません。なぜかと言えば、漢字の再変換ができないからです。音声入力も少しずつ正確に格になってきましたが、やはり誤入力や誤変換はあります。そうした時に自分でキーボード入力することになるんですが、それがやや面倒なんです。どこが面倒なのかは、次の方法でお話したいと思います。

 続いて、OneNoteを使う方法です。これはMicrosoftのメモアプリで、スマートフォンやパソコンとも同期ができます。また、音声入力機能も内蔵されています。私は、GoogleドキュメントからOneNoteに切り替えた理由は、先ほど述べたように再変換ができるからです。誤変換が起きた時、文字列を指定して変換キーを押すだけで再変換してくれるのです。これが便利で、Googleドキュメントにはないものです。また、Googleドキュメントと違ってメモが保管しやすい(自分にとって)ことも切り替えた理由です。ただし、問題もあります。それは、音声入力をすると、ところどころに半角スペースが入ってしまうことです。文章はこの投稿など他のアプリにコピーしていますが、その際にスペースも消さなければ不自然になってしまいます。その作業がやや面倒です。ただ、個人的には再変換の方がありがたいので、今はOneNoteをメインで使っています。

 最後に、スマホの音声入力を使うことです。iphone やipadには音声入力機能があるので、それを使います。Androidは音声入力アプリが色々ありますが、私はSimejiを使います。iphoneやipadの音声入力では、マルやテンも話しかけて入力しますが、Simejiは自動で行ってくれるのが特徴です。また、パソコンに音声入力したい場合はremote mouseというアプリを使ってwifi環境でスマホと接続すれば、スマホの音声入力をパソコンに使えます。これも検索すればいろいろ紹介されています。ただ、スマホやタブレットではビジネスで使えるアプリが限られているので万能とは言えませんし、remote mouseを使ったwifi入力も一部のアプリ(パワーポイントなど)でひらがなと漢字の語順が崩れるなどの問題があります。今のところ、そうした問題の起きない形、具体的にはパソコンで作られたWordファイルなどに追加で音声入力するには最適な方法だと思います。

 なお、Macには音声入力機能がすでにありますし、Windowsでも本格的な音声入力機能が来年には実装されるかもしれないようで、今後の展開で新たな方法が注目されるかもしれません。まだまだ音声入力は爆発的な発展の可能性を秘めているので、これからも良い方法を探していきたいと思います。

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