水曜コラム「今週前半のニュース」第2回:どうなる今年の成人式?

 前回から水曜日のコラムを「今週前半のニュース」として刷新し、ニュース紹介を水曜日と土曜日の2回行っています。

 今週前半も多くのニュースにコメントをしましたが、今回は次のニュースを改めて取りあげたいと思います。

仙台市成人式、宮城県外からの参加に市教委自粛要請

 このニュースについて、私は次のようにコメントをしました。

 成人式の対応は、実施・延期・中止などさまざま。自治体ごとの判断だが、かなりバラバラな印象がある。

 まもなく各地で成人式が行われます。今年は新型コロナの影響で主催者となる自治体の対応がまちまちになっています。特に、第3波の到来によって年末年始の往来でも自粛が要請されているなかで、地方圏では大都市の大学に進学した若者が故郷に戻ってくることが果たして適切なのかどうかが議論されているようです。

 私の故郷である福井県でも、聞いた限りでの対応は次のようにいくつもあります。
・予定どおり実施する
・検査キットを送り、陰性の人のみ来てもらう
・延期する

 twitterで紹介した新聞記事では、県外からの参加に自粛要請をするという対応が紹介されていたので、上記とも異なっています。おそらく、他の地域を調べてみるとさらにいろいろな方法が出てくるかもしれません。いずれにしても、自治体ごとの対応はバラバラで、おそらく正解はないものと思います。

 「不要不急の外出は控えてください」というアナウンスは毎日のように聞いていますが、 さすがに 成人式は一生に一度だけの特別な行事なので不要不急のものではありません。とはいえ、多くの人が一同に会して飲食や飲酒などで盛り上がる場でもあります。仮に成人式を予定どおり開催する場合にソーシャルディスタンス、消毒など一定の措置をとり、参加者には飲酒や飲食を控えるようアナウンスしたとしても、個別にそのような場を設ける可能性は十分に考えられます。それを参加者の責任として済ませるわけにもいかないかもしれません。

 成人式には多くの経済活動が伴っています。晴れ着やヘアースタイルの準備、成人式の記念品、写真撮影、飲食などさまざまです。gotoキャンペーンとは違う分野への波及効果もあり、簡単に中止するわけにもいかない事情もあるかもしれません。また、新型コロナの状況も地域ごとに異なるので、全国一律に成人式を実行あるは中止・延期などの判断をすることも適切とは言えないでしょう。

 結局のところ、各地でどのような判断をするかが注目されます。

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