土曜コラム「今週後半のニュース」第39回:自動車にはさまざまな活用可能性がある

 今週の後半も多くのニュースにコメントをしましたが、今回は次のニュースを改めて取りあげたいと思います。

 軽ワゴンを仕事部屋や寝室にカスタム コロナ下のテレワーク向け、福井のモータース

 このニュースについて、私は次のようにコメントをしました。

 居住空間の狭い大都市でも、需要はありそう。

 菅首相による「カーボンニュートラル」の宣言以来、自動車は環境に良くない乗り物としてハイブリッド車や電気自動車、燃料電池車など環境にやさしい仕様に切り替えていくことが求められています。また、できるだけ自動車ではなく公共交通機関を利用することも長らく要請されてきました。

 一方で、自動運転の技術も進みつつあり、自動車による安全でドア・ツー・ドアの気軽な移動ができると期待されています。特に地方の場合は、高齢者の移動に自動車を使わなければならない反面、事故の心配も高くなるので、自動運転は有益ではないかと思います。

 また、電気自動車を自宅の蓄電設備として活用することも期待されています。自宅の太陽光発電で昼間に発電して余った電力や料金の安い時間帯の電力を自動車の電池に貯めておき、太陽光発電のできない夜間や料金の高い時間帯、あるいは災害で停電などになった際の非常用電源として電気自動車が役割を発揮します。もちろん自宅に蓄電設備を置くこともできますが、価格やスペースなどを考えると電気自動車を使う余地もあると考えられます。

 今回の記事は、こうした自動車の新たな活用方策の1つに新型コロナ対策としてのテレワークスペースとすることがありうる、ということを意味していると思います。もちろん、長距離の旅行など車中泊をするケースもあるので、すでに自動車は居住スペースになっているとも言えますが、あくまで自宅外の一時的な使用に限られていました。今回の記事は、自宅にいながら車内を居住空間として活用することを想定している点で、新しい方法と言えます。自動車はエアコンも効きますし、テレビやステレオも装備されています。さらに防音性能も高く、椅子も立派でリクライニングもできます。リアシートは仮眠にも使えるので、居住空間としても使える機能が多くあります。電源やテーブル、通信環境はちょっと弱いですが、電気自動車になれば電源も問題ないですし、通信環境も自宅に駐車していれば自宅のwifiが使えるでしょう。あとは、専用のテーブルがあれば万全なのではないでしょうか。今回の記事は写真も掲載されていますが、テーブルも広く仕事には十分な環境が車内で実現できるのではないかと思います。

 最近、カーシェアも注目されていますが、自動車を所有しても稼働時間が少ないのでシェアの方がコスパが良いためです。私自身もそれほど自動車のヘビーユーザーではなく、次はシェアでも良いかなと思っていたのですが、こうした使い方があるのならば所有のメリットは大きくなると感じました。特に、今は東京に住んでいて居住スペースも非常に狭いので、自動車が補完的に居住スペースになるメリットは大都市の方が大きいかもしれない、と感じました。

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