公務員試験の勉強法:勉強は「やる気スイッチ」よりも「やるスイッチ」

朝が涼しく、過ごしやすくなってきました。私の生活スタイルは朝型で、早朝から全力疾走といった感じです。逆に、午後は比較的穏やかに過ごし、夜はほとんど何もしない、といった生活をずっと続けています。

テレビのコマーシャルを見ていると、とある学習塾の「やる気スイッチ」という言葉を多く聞きます。スイッチの場所は個人で違っても、これを押すことが学習塾の役割であり売りになる、ということなのでしょう。確かに、勉強をするためには「やる気」は重要なので、それを上手に引き出せれば塾の大きなメリットになると思います。

一方、勉強法に関する本を読むと、「やる気がなくてもとにかく始める。そうすると、次第に気持ちが入ってくる」という意見をよく見かけます。これは私も頻繁に経験していて、気分や体調のせいで勉強や仕事に向き合う状況でない場合でも、簡単なこと(単語の暗記やメールのチェックなど)から始めることで徐々に向き合う姿勢が生まれてきます。

そこで、朝一番や午後一番など、生活の区切りの冒頭にすることを毎回固定しておくと、「この時間帯はこれをするのが当たり前」となって、自然に向き合うことができるようになります。生活リズムが一定せず習慣がなければ、まず何をするかを毎回考える必要があるため「やる気スイッチ」を押さなければなりません。しかし、それは結構キツいです。むしろ、毎回固定されている行動から自然にやる気が生まれれば、考える負担も少なくて済むのです。

つまり、学習塾のような「やる気スイッチ」よりも、「やるスイッチ」をいかに押すかが大切なのだと思います。朝のルーティン、午後のルーティン、夜のルーティンを決めておくことで「やるスイッチ」が押され、それが自然に「やる気スイッチ」をオンにしてくれるのであれば、これほどラクなことはないでしょう。

秋学期がスタートし、新たなリズムの生活が始まる季節です。この際、「やるスイッチ」としてのルーティンを確立して、無理なく勉強する習慣を定着させることをオススメします。

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