公務員試験の勉強法:勉強時間中に短い休憩を積極的に取る

公務員試験の勉強で多くの学生が気にしているのは「1日何時間勉強すれば合格できるか?」というものです。私もよく聞かれますが、正直、返答に困る質問です。時間の長さにそれほど意味はないと思いますし、休憩もこまめに取っているのですが勉強の一環なので、それは勉強時間に含めるべきかどうか何とも言えないからです。今回は後者の話をしたいと思います。

実は、私は1時間の勉強のうちに6分間の休憩を3回取っています。つまり、60分のうち18分も勉強そのものをしていません。これは自分なりの試行錯誤を重ねた結果なので誰にも当てはまるものではありませんが、短めの休憩が勉強にとても有効なのは多くの人に該当するのではないかと思います。その理由は次の3つです。

①リフレッシュできる
まず、休憩なのでリフレッシュできることは当然です。6分間あれば、飲み物を飲んだりトイレに行ったり、体をほぐしたり、簡単なリフレッシュができます。軽い瞑想もできるでしょう。この6分間で勉強の疲れが蓄積することもなくなります。

②勉強に集中できる
これはリフレッシュとも関係するのですが、リフレッシュができれば勉強に戻った時にも集中することができます。実は、それ以外にもさらに集中力を高められる要素があります。つまり、「次の休憩まで頑張ろう」というモチベーションが生まれるのです。これを締切効果とも言いますが、頻繁に締切を設定することによって効果を得る機会も増やすことができます。

③リズムが生まれる
最後に、リズムです。短い時間であればリズムはあまり必要ないかもしれませんが、長い時間の勉強はどうしてもダラダラしてしまいがちです。先週投稿した「野球の試合に例える」ことは全体の流れのなかで今を捉えて長い時間を区切る方法ですが、これもリズムの1つです。休憩をこまめに挟むことで細かなリズムを作ることができ、長時間の勉強もメリハリを付けて続けることができます。

このように、短い休憩を積極的に取り入れることは勉強のために大変重要です。ですから、勉強時間に含めても良いのではないか、と考えています。

そして、これをさらに高度に応用することで、休憩も本当の勉強時間にすることもできます。ここでは2つの方法を紹介します。まず、休憩時間中にも軽い負荷の勉強をすることです。例えば人名や単語の暗記などは最適だと思います。暗記は短い時間に区切って分散して行うことが良いとされているので、休憩時間中の勉強にピッタリです。次に、テレビやネットサーフィンをしている間の短いCM時間中に勉強を入れることです。短い時間を使った勉強方法が分かっていると、こうした時間も勉強できるので、罪悪感を減らすことができます。

このように、短い休憩は勉強のために積極的に取り入れた方が良いと思います。ただし、あくまでも短い休憩に限ります。横になったり、ゲームをしたり、友達と話したり、といった休憩は長くなりがちで、勉強の集中やリズムが崩れてしまうので、これは有益どころか有害です。なので、「あくまでも勉強中の休憩は短く」ということを肝に銘じながら、積極的に取っていただきたいと思います。

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