ここに注目!公務員が気になるニュース:加熱する「ふるさと納税返礼品」ついに村神様降臨!

このコーナーでは、今週ツイートしたニュース記事の中から特に印象に残った1つをピックアップして、掘り下げてみたいと思います。
 今週は、次の記事を取り上げたいと思います。

返礼品に「村神様」バット 岐阜・養老町ふるさと納税、町おこし期待

この記事について、私は次のようなコメントをしました。

ブームに乗った、注目の返礼品。富裕層からの寄附が多いと思われるが、もっと高くても良さそうに思える。

ふるさと納税に関するニュースは、この投稿でもたびたび取り上げてきました。どうしても返礼品関連に注目が集まり、多くの方は「富裕層優遇が問題」「買い物感覚になり税の趣旨に反する」といった認識をお持ちでしょう。批判が大きい制度として捉えられています。

私もその点には同意しますが、問題だから廃止することは実際上考えにくく、批判をしている間に競争がますます激しくなるのが現実です。そこで、「あえて問題のある制度を良い形に展開できる方法はないか」というアプローチで、これまで私の考えてきたことを紹介してきました。今回のニュースも、同じように考えてみたいと思います。


ヤクルトスワローズの村上選手が史上最年少の三冠王に輝き、「村神様」が流行語大賞になりました。まさに昨年は、村上フィーバーの1年だったと思います。私も、普段は野球中継を見ないのですが、ヤクルト戦で村上選手が打席に立った時にはチャンネルを変えずに見守っていました。最終戦の最終打席で56号を放った瞬間は、村上選手本人の笑顔満点のガッツポーズと同じくらいの喜びを感じたものです。


今回の返礼品は、まさにそのブームに乗って注目されることになりました。今回の返礼品を用意した岐阜県養老町では、お馴染みの農林水産品に加えて、ゴルフクラブや野球のバットが多数あります。総合スポーツメーカーのミズノが立地していることを活かしたバリエーションです。今後も、毎年活躍するスポーツ選手のモデルを用意することで、多くの寄附が集まるのではないでしょうか。これは他の自治体にはない養老町の強みだと思いますし、こうした知恵を他の政策にも活かすことができれば、ふるさと納税にも何らかの意義かあるのではないかと思っています。


ただ、気になったのは寄附額です。村上選手のバットは95,000円でした。あまりにも安いと感じます。これはこれで多くのファンにとってはありがたいのですが、さらに本物志向の返礼品にして、それこそ56万円くらいのものがあっても良いなと思います。将来、メジャーリーグで活躍することも期待されるので、もう1桁大きくても良いのかもしれません(ただし転売対策は必要)。


いずれにしても、これからもふるさと納税の返礼品にはさまざまな工夫がなされること、そして村上選手が次のシーズンも大いに活躍されることを期待しています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。