公務員試験の勉強法:高校野球のイメージで1日をメリハリをつける
夏の甲子園も、今日でベスト8が出揃います。最も盛り上がるところですね。私の出身地である福井県からも敦賀気比高校が今日の試合に臨むので、頑張ってほしいと思います。
さて、高校野球の話から始まりましたが、プロ野球も日本は・アメリカともに熱戦が展開されていて、野球ファンの学生が最近多くなっているように思います。たまたま私の勤めている大学が野球場の近くにあるから、ということが理由ではないでしょう。そこで、今回は野球に例えて公務員試験の勉強法について考えてみたいと思います。
野球はご存じのとおり9イニングの攻撃と守備を繰り返し、得点の大きい方が勝つゲームです。そこで、まず勉強を1時間ずつに分けて、それぞれイニングとします。その1時間をいかに集中して勉強し、成果を得たかで攻撃側の得点を決めます。想定以上の集中と成果があった場合は、その度合いに応じて得点をカウントするのです。逆に、ダラダラした時間を過ごしてしまった場合には、守備側の得点(失点)ということにします。
これを9回まで繰り返し、1日の勉強がどれだけ上手くいったのかを点数化するのです。もちろん、上手くいった場合は得点が多く失点も少ないので勝利、上手くいかなかった場合は敗戦、となります。1日の勉強を好きな野球に例えることができれば、楽しくなるのではないでしょうか。特に夏休みは長いので、1日の過ごし方は重要です。上手く過ごせた時間帯もあれば、そうでない時間帯もあります。野球の試合も流れがあり、押している時と押されている時が必ず来ますが、最終的に得点が多ければ勝ちます。したがって、1日のなかで集中できている時とできていない時はあると思いますが、最終的に集中できている時間が多いことをめざす、というのがこの方法のポイントです。
もう1つポイントがあります。それは、どのイニングで得点や失点が多いかが分かることです。序盤の得点が多い場合は、午前中のパフォーマンスが高いことになります。あるいは、終盤に失点が多い場合は夜のパフォーマンスが落ちることになります。野球のように、自分がどのような強みと弱みを持っているのかがスコアによって測ることができる、というわけです。強みをより大きく、弱みはできるだけ小さくすることで、勉強全体のパフォーマンスを効率的に高めることができるでしょう。
しかも、野球は9イニングですから、1時間を1イニングとすれば9時間の勉強を確保できます。公務員試験の勉強時間としては、十分な量になるでしょう。野球が9イニングでなければ気持ち悪いのと同じように、勉強も9時間しないと気持ち悪い、という感覚を持つことができることになります。
もちろん、大学の講義やアルバイトなどで9時間の勉強ができない日は必ずあります。その場合は、野球以外の好きなことで例えても良いでしょう。卓球やテニスなら7セット制で勝敗がつきますし、陸上競技なら予選から決勝、マラソンのような5キロのタイムなど、好きな競技とその日の勉強時間などを加味して選択すれば、それだけでも楽しくなると思います。
良かったら、1度試してみてください。