連載企画:リアル体験!地方公務員の仕事紹介「地方公務員の「お盆」」

 新型コロナが五類に移行され、ようやく本格的な夏休みを迎えることができたものの、お盆休みは台風の到来で新幹線が計画運休となるなど、大きな混乱がありました。私は幸い、8月初めに帰省したので巻き込まれることはありませんでしたが、突然の大雨に見舞われることがありました。

 さて、お盆といえば帰省ラッシュを思い浮かべるためか、お休みだと思っている方も多いと思います。しかし、カレンダーの上では祝日ではなく、お休みにする事業所が多いだけです。そのため、地方公務員はお盆であっても休みになることはありません。「お盆なのに休めないのは大変ですね」と言われることもあります。確かにそうかもしれませんが、地方公務員なりのお盆の過ごし方をご紹介します。

 まず、お盆は自動的に休みになるわけではないものの、企業は休むケースが多いため、地方公務員の仕事も外部との関係が強い場合はあまり進みません。窓口もそれほど来訪者が多くありません。そのため、地方公務員は出勤はしても比較的ゆったりした仕事となり、忙しく動き回ることはあまりないようです。そのため、開店休業のような雰囲気になります。仕事はあっても、大変かどうかと言えば、そこまで大変でもない、というのが正直なところです。

 次に、お盆には墓参りや親戚との交流などのある家庭も多いので、交代で休み(有給休暇)を取るケースが多いです。8月13日~15日くらいの間に、半日ずつ休みを取るといった形です。そのため、どこかで休みを取って墓参りや親戚との交流をすることは可能です。あまり親戚との交流を好まない人には、「地方公務員は休めないので・・・」と口実になるので、かえって都合が良い場合もあるかもしれません。

 また、意外かもしれませんが、地方公務員の中にはお寺の住職をしている方もいます。そうした方は、まさにお盆にたくさんの家庭へお参りされるので、お休みを取ることになります(お坊さんがお参りすると「お布施」を受け取るので収入となり、副業に近い印象があります。しかし、これは料金ではなく「気持ち」として受け取る形になるので、副業にはなりません)。私も、同じ部署に住職の先輩がおられ、お盆にはお参りの服装で移動されているところを目撃したことがあります。日頃のイメージとはずいぶん違っているので、驚いたことを覚えています。

 このように、地方公務員のお盆は、休みにはなりません。しかし、職員で交代して半日ずつ休むことで、お墓参りや親戚との交流ができるようになっています。また、仕事はふだんよりもゆったり進めることができるので、出勤はしても休日に近い雰囲気になります。時々、お坊さんの地方公務員がおられるので、その方々はお盆にお参りのため、まとまった休みを取って各家庭に伺うことがあります。

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