連載企画:リアル体験!地方公務員の仕事紹介「地方公務員の「アフター5」」

タイトルが古臭いかもしれませんが、今回は地方公務員が仕事を終えた後の活動について、いくつか述べたいと思います。なお、今回紹介するのは残業がなかった場合のことで、夕方5時半から6時過ぎに仕事を終えたという想定です。

まずは、まっすぐ(あるいは、夕食のために少し買い物をして)自宅に帰るパターン。これが一番多いです。残業がなくても朝から夕方まで仕事をすればそれなりに疲労はありますので、早めに帰宅して疲れを取ることは大切です。7時ごろに食事を取れば、テレビを見たりゲームをしたりと、ゆったりくつろげる時間は確保できると思います。

次に、外で食事やリフレッシュをして遅めに帰るパターン。特に若い人は体力もあるので、こうした活動が多くなります。地方圏だ自宅と職場との距離が近く、行ける場所も限られていて、職場の方とバッタリ会うこともあるので、少し活動しづらくなりますが、大都市ではその心配はありません。私も東京に出てきて、仕事終わりにいろいろな所に寄ることが増えました。フラッとプロ野球観戦に行く、などというのもしてみたいものです。

なお、同僚や上司とお酒を飲みに行くことは、かなり減ってきたように思います。以前は、「付き合いも仕事のうち」などと言われていましたので、飲み会の誘いを断ることは勇気が要りましたが、今はかなり少なくなりました。公務員には接待もないので、仕事でお酒を飲むこともありません(逆に、友人と飲みに行く時には、奢ってもらって良い相手かどうかを慎重に判断しないといけません)。もちろん、飲みに行くのが好きな人は、自由に行って大丈夫です。それで仕事のコミュニケーションも円滑になることは、今でも確かにあります。

アフターファイブにいろいろな活動をするのは、特に金曜日がお勧めです。翌日は休みなので、仕事の心配をする必要がないからです。新型コロナの蔓延以前、「プレミアムフライデー」という言葉がありました。金曜日は仕事終わりに出かけるとトクなことが多くなる、という施策です。また、私のかつての職場では「カジュアルフライデー」と言って、カジュアルな服装で仕事をしてリラックスとアフターファイブの活動をしやすくしていました。今はなくなりましたが、結構長く続いたように思います。

地方公務員のワーク・ライフ・バランスを考えるうえで、アフターファイブの選択肢が多いことは思ったよりも重要です。地方圏の場合は行ける場所が限られ、大都市圏は移動に時間を取られる、という部分はありますが、アフターファイブの充実は仕事の活力にもなる、ということを述べておきたいと思います。

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