月曜コラム「公務員への道」第5回:選挙(期日前投票)で公務員のイメージをつかむ
東京都知事選挙が始まったが、ここでは有権者として投票に行くことだけでなく、投票会場を試験対策としても活用することをすすめたい。
投票会場に行くと、受付や投票事務の交付などを経て、投票用紙に名前を書いて投票箱に入れる、という一連の流れがある。期日前投票や投票当日には、市区町村の職員が応対している。 場所が場所だけに職員とコミュニケーションをとることは難しいが、どのような人が市区町村の職員なのかイメージをつかむことができるので、行ってみることをすすめたい。
投票所は有権者が気持ちよく投票できるよう様々な配慮がなされているので、応対も丁寧である。もちろん、公正と正確性が重要なので、緊張感も高い。初めて行く人は、公務員の印象が具体的になると思うし、役所などに行ったことがある人は、ふだんと違った雰囲気で仕事をしている様子が参考になると思う。
市区町村に就職すれば、数年に一度は必ず何らかの選挙事務を担当する。自分がどの部署に配属されていても選挙は多数の職員を必要とし、日曜日の業務となるので、どの部署に所属しているかはあまり関係がない。投票会場での体験が、面接での話題にもなるかもしれない。
特に公務員に直接会える機会が少ない人は、なかなかないチャンスなので是非行ってほしい(有権者でない人は入れないので、ご注意ください)。