日曜コラム「マイ・オピニオン」第12回:地元福井県敦賀市CG花火大会の率直な感想

 本日8月16日は、地元で毎年恒例の花火大会が行われる日である。「日本海側最大級12,000発」の名目で、18万人くらいの人々が見物に訪れる。年間のイベントの中でも有数の入込客数である。地元の人口が66,000人くらいだから、ざっと3倍近くの人が一時的に市内を埋め尽くす事態となる。


臨時列車の運行や臨時駐車場からのシャトルバス輸送などで、昼過ぎから人が増えてくる。市役所も臨時駐車場になっていたので、午後からどんどん車が入ってくるのを外から眺めていた。普通の手続きなどに来られる人もいるから、用事があって見えた人のために別枠で駐車場を確保していた。夕方になれば会場付近は大混雑する。そして、花火大会が終わると、今度は帰る人の大きな流れになり、道路の渋滞が深夜まで続いていた。

 この花火大会は、私が職員の頃から少しずつスケールアップしていき、来場者数も伸びていった。おそらく10年くらいかけて、ここまで大きくなったと記憶している。会場は松原海水浴場で、花火大会の日は多くの人で混雑し身動きも取れないのだが、私は自宅から歩いて行けたので間近で大迫力の花火を見ることができた。多くの人からの歓声や拍手を聞いて、誇りに思ったものである。

 今年は新型コロナの影響で、CGで再現し、YouTubeで放映されることになった。報道によると、5,000発へとスケールダウンしたが、経費はたったの45万円である。これは平年の2%程度で、驚くほど安い。

 実際にCGを見てみた。時間は15分程度と短かったものの、短時間に5,000発をつぎ込んだ分、かなり豪華な印象であった。もちろん、YouTubeなので、サイズは小さくなるし、音も体に響くようなものではない。多少なりともCG感もあった。しかし、そうした物足りなさはあっても、このような状況の中で花火大会を開催しようとした熱意と、驚くほど少ない経費で開催できたことには大きな満足を感じることができた。

 もちろん、「来年は本物の花火大会を見たい」という気持ちもある。しかし、こうした気持ちにさせることがバーチャルのメリットではないだろうか。バーチャルに触れる機会が増えれば増えるほど、本物の魅力により高い価値を感じることができるのである。

 大規模なイベントの開催は当面、大きく制約されるだろう。しかし、これを単にピンチと捉えるのではなく、本物の魅力を高めるチャンスとして前向きに捉えることができるかどうかが、これからの時代には必要になるだろう。

 花火大会の開催に向けて尽力された関係者の皆様、お疲れ様でした。おかげさまで、家族で楽しむことができました。今年はお盆に帰れなかったのですが、少しでも帰省した気分になりました。

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