木曜コラム「公務員の仕事」第17回-公務員のプライベート(3)公務員の夏休み
夏休みも終わり、いよいよ私も明日から秋学期の講義が始まります。今週から少しずつ緊張感が高まってきました。そこで、今回は公務員時代の夏休みを振り返ってみたいと思います。
公務員の夏休みは、ざっと5日間取れました。制度としては3日間ですが、土曜日と日曜日につながるように夏休みをとれば5日連続の休みになります。
土曜日と日曜日につなげるには2つの方法があります。つまり、土日月火水に休むか水木金土日に休むかのどちらかです。個人的には、圧倒的に前者がオススメです。なぜかというと、夏休み明けの日が木曜日なので、翌日の金曜日の2日間仕事をすればすぐ土日でまた休めるからです。日曜日になると「サザエさん症候群」になると聞いたことがあると思いますが、夏休み明けも同じような気持ちになります。月曜日から金曜日まで5日間仕事をするよりも木・金の2日間の方が気持ちは圧倒的に楽です。
ちなみに、企業のようにお盆休みなどはなく、公務員が夏休みをとっても役所全体が休業になるわけではないので、交代で休んでいます。子供の夏休みを考えると7月から8月に夏休みを取るケースが多かったと思いますが、9月にゆったりと休みを過ごす人もいます。
ただ、家族旅行をするのはリフレッシュにはなりますが、体力面では疲れも出ます。やはり家族を連れて遠出をして、返ってくると結構ぐったり来てしまいます。夏休みの最終日の前日に帰宅し、翌日はゆっくり休んで疲れをとる方が良いでしょう。
お盆も職員が交代で半日ずつ有給休暇を取るケースが多かったです。例えば8月13日の午前はAさんとBさん、午後はCさんとDさん、14日・15日も同じように交代制にすればの3日間で12人が半日休めます。課の職員で調整して休みを振り分けていました。
5日間の夏休みでは、やはり旅行に行く人が多かったと思います。子供の夏休みの思い出や宿題(絵日記)などの題材になります。私の地元では7人乗り3列シートの車を持っている人が多かったので車でパッと出かけることができます。出かけた場合は職場にお土産を持ってきてくれる人が多くいました。 東京に勤務する公務員は、電車で帰省などもすることでしょう。
海外旅行に行く職員もたまにいます。その場合は、さらに2日間の有給休暇を加えて土日月火水木金土日の9連休にすることが可能です。ただし、かなり長く職場を開けることになるので、早めに上司に相談して了解を得ておいた方が良いでしょう。