月曜コラム「公務員への道」第27回:生活リズムを整え、習慣を付ける
試験対策そのものというわけではありませんが、生活リズムをできるだけ揃えておくことは、実は大変重要です。勉強するもしないも、習慣が大きな原動力となります。例えば、皆さんは毎日歯を磨くと思います。朝、「今日は歯を磨くか、それともやめておこうか」などとは考えず、自然に歯ブラシに手を伸ばしているはずです。そして、それを苦に感じることはないと思います。
試験対策も同じです。毎日、「今日は勉強しようか、それともやめておこうか」などと考えると、まず意思決定をしなければならなくなります。それが大きな負担になるのです。
また、毎日の生活リズムが違うと「何時に何をするのか」の意思決定も必要になります。変化が大きいのはリフレッシュになるのでしょうが、意思決定の負担の大きさを考えると(もちろん予定が変更できないものはたくさんあるでしょうが・・・)オススメはできません。
自然に机に向かう、自然に過去問に手が伸びる習慣をつけておくことで、意思決定の負担をすることなく勉強に入れるのです。
私は民間企業への就職活動を途中で諦めたので、公務員試験対策に残された期間は3か月程度と限られていました。そこで、毎日10時間以上の勉強をしていました(控えめに言ってます)。食事と風呂以外は勉強していたので大変な努力を要しましたが、毎日同じリズムを繰り返すことで負担を緩和できたと思います。
さすがに3か月という短期間だから続けられたのでしょうが、いずれにしても生活リズムと習慣はとても大切です。ついつい食べてしまったり、ついついゲームやネットサーフィンをしてしまったりして後悔することも多いと思いますが、それも普段の生活で染みついてしまったために起こりやすくなります。習慣を変える意識的な行動が必要です。
「習慣が変われば人生が変わる」という名言もありますが、まさにその通りだと思います。