公務員の仕事紹介:ベテランの存在-チームに与える安心感

サッカーワールドカップの決勝トーナメントで、日本は惜しくも敗れてしまいました。結果は残念でしたが、今回のワールドカップではドイツやスペインに勝利するなど、大きな収穫もあったと思います。間違いなく次の大会に繋がると信じています。

さて、もう1つ印象的だったのが、ベテランの存在でした。長友選手の「ブラボー!」という雄叫びはテレビでも大きく報じられ、むしろチームの中で若々しさを出しているように感じました。豊富な経験を持っているベテランは、チームにとって大きな支えになっていたと思います。

地方公務員の仕事でも、ベテランはチームに安心感を与えてくれます。年功序列なのでベテランは上司になるのですが、職員が力を合わせて進める仕事では、何が起こっても対処してくれる、あるいはアドバイスしてくれる、という信頼があり、部下となる若手職員も余計な心配をすることなく仕事を進められます。

私も、若手の頃に大切な仕事の担当を任され、大きな重圧に押し潰されそうな時がありました。それでも、昨年度まで担当されていた先輩もおられたので、とにかく困ったら何でも聞けるし、アドバイスを貰えるという安心感が生まれ、何とか担当の責任を果たすことができました。その後、3年ほど担当を続けましたが、少しずつ慣れてきました。

そして、次の担当者にもスムーズにバトンタッチした時は、自分が安心を与えられる存在になりたいと思っていました(そうなれたかどうかは分かりませんが・・・)。もちろん、自分が担当としてしっかり考え、調べ、進めていくことは必要です。その仕事は全員で力を合わせて完成するものだったので、自分が職員の皆さん(その先輩を含む)をまとめる役割もしました。なので責任も大きいのですが、やはり先輩がおられるというだけで、余計な不安から解放されて責任を果たすことができたのではないかと思っています。

地方公務員の仕事は、個人のパフォーマンスだけで成り立つものではありません。チームとしての総合力が必要です。ベテランが安定した土台となってこそ、チームを引っ張る若手のパワーが活かされるのではないかと思います。

今回は、サッカーワールドカップでの日本(サムライブルーというチーム)の活躍から、地方公務員の仕事について考えてみました。参考になれば幸いです。

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