木曜コラム「公務員の仕事」第9回-公務員時代のクラブ活動

 仕事とは直接関係ないのだが、市役所にいくつかのクラブがあったので、中学と高校で所属していたバドミントン部に入った。同期の職員も数名入り、金曜日の夕方に練習していた(火曜日も市役所職員とその仲間たちで練習したので、毎週2回練習した)。もちろん、強いわけではないので、自分の目的はリフレッシュである。中には大学などでバリバリプレーしていた人もいたので、実力と目的はそれぞれだったが、県外から入ってきた自分にとって仲間を増やす絶好の場であったし、リフレッシュもできた。

 そして、大会などにも出場した。市内のバドミントン大会や県内の市職員体育大会、北陸3県の大会などだ。特に北陸の大会は遠い場所に行くこともあるので、宿泊もできて楽しかった。他の市職員と自主的な交流大会も何度かして、さらに交流を深めることができた。
全国大会に出場したこともある。自分はどにらかと言えばマネージャーのような役割だったが、山形県や東京都などに行った。それなりに大きな大会で、記念のTシャツは今でも使っている。

 また、クラブ活動とは別にソフトボールのチームにも入った(もともとのきっかけは、先輩に誘われて入れられた)。月に2回ほど、他のチームと試合をした。学校のグラウンドなどを借りて、年間6試合ほどしたと思う。これも決して上手いわけではないが、安いグローブを買って、スパイクも使わずユニフォームもなく楽しくプレーして、大いにリフレッシュできた。

 もちろん、クラブ活動などは仕事と関係することもある。他の部署との情報共有や調整などが必要な時、そこに同じ部員の方がいると、話がしやすい。日頃コミュニケーションをとっているから、それが仕事に活きる。私が勤めていた市役所は、職員が600名ほどで、こうした活動をしているとすべての部署に誰か知っている人がいるくらいの、ちょうど良い規模だった。

 また、幅広い年齢や部署の方々が入っていた。幹部職員の方や保育士、看護師の方など、ふだんは話せないような方々とネットワークが作れた。このことは、今も良い思い出、財産になっている。

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