月曜コラム「公務員への道」第23回:場所を変えて勉強をリフレッシュしよう
公務員試験対策には一定量の勉強が必要ですが、大切なのは時間と密度(濃い勉強をすること)です。長時間勉強しても密度が低ければ効果も減ってしまいます。
そこで、密度を高める方法も考えなければなりませんが、ここでは場所について述べたいと思います。
まず、自宅や大学の勉強場所を固定しておいた方が良いでしょう。「ここは勉強する場所である」という意識が生まれ、そこにいるだけで頭の中が勉強モードになります。逆に言えば、リフレッシュする場所を決めたり、ダラダラする場所に長時間いないようにすることも大切です。
私の場合、自分の部屋を2つに分けています。テーブルの上は仕事の道具しかありませんが、枕の横にはリラックスできる本が置いてあります。そうすれば、テーブルの前では仕事モードになり、横になった時にはリラックスすることに集中できます。
勉強になかなか手がつかず「意志が弱い」と嘆く人がいますが、誰でも意志は弱いものです。意思を強くするのではなく意識を固定すれば、自然に行動を変えることができるようになります。
なお、こうした場所は複数あると良いと思います。どうしても同じ場所に長時間いると飽きてきます。気持ちをリフレッシュするには、環境を変えることが大切です。家の中に複数の場所を作ることはスペースの問題で難しいかもしれません。そこで、私の場合は向きを変えて対応しています。場所の移動はしていませんが顔や体の向きを変えるだけでも多少リラックスできます。こうした小さな工夫を積み重ねてリラックスした状態を維持し、密度の濃い勉強量を確保してほしいと思います。
もちろん、散歩でも良いでしょう。歩きスマホは好ましくありませんが、暗記科目の繰り返しなどで、歩きながら暗唱するなどの勉強ができます。頭の中もリフレッシュできますし、暗記は10~15分という短い単位の時間で行う方が良いので、前の勉強に戻ることも容易です。