月曜コラム「公務員への道」第35回:欲張りがちな人はNot To Do Listを作ろう

 試験勉強でモチベーションは大変重要ですが、欲張ることは禁物です。モチベーションが行き過ぎてしまうと、欲張ってしまいかえって力がつかないということが起こってしまいます。

 世の中には多くの参考書や 問題集、あるいは予備校の講義や通信講座など、勉強ツールがあふれています。参考書や問題集だけでも、大型書店に行くと書棚を埋め尽くすほどの種類が販売されていますし、毎年のように最新版への改定が行われています。このような状況に直面すると、「あれもやらなければ、これもやらなければ…」という気持ちになるかもしれません。「勉強はやればやるほど良い」ということから出てくる気持ちかもしれませんが、それが極端になると「すべてをやらなければ不安で仕方がない」という考えになることがあります。

 そのような人は、いろいろな人の合格体験記を読み、紹介されていた参考書や問題集、予備校講座等にすべて触れようとします。そのため、ありとあらゆる参考書や問題集を購入し、また予備校にも通い通信講座の教材も入手するなど、大量の教材で身の回りがあふれかえるようなことが起こります。その結果、起こることは、すべての教材が中途半端になってしまい、身近にはあるけれどもほとんど身に付かず合格を獲得できない、という事態です。

 私も大学受験の時に同じ経験をしました。予備校に通い、参考書も大量に購入し、かなりの支出をしました。しかし、そのなかで「しっかりできた」と思えるものは決して多くなく、特に歴史関係は最後まで苦しむ結果となりました(試験には出ない古代史をいろいろな参考書で学んだけれども、それ以降は手付かず… 同じ経験を持っている人も少なくないと思います)。公務員試験の科目数が多いので、同じことをしては失敗しかねません。そこで、問題集等は絞り込むことをおススメします。

 でも、書店に行くとついつい多くの問題集や参考書を見て不安になってしまいます。そこで、表題のNot To Do Listを作るのです。

 仕事でもTo Do Listというものがあります。主に、その日のうちに済ませるべき仕事をリストアップするものです。「しなければいけない」仕事ももちろんですが、「したいこと」なども加えることがあります。しかし、そうなると例の「あれもやらなければ、これもやらなければ…」という気持ちが表に出てしまい、結局何もできないということが起きてしまいます。そこで、仕事でもNot To Do Listを作って、本当にすべきことを絞り込むことがススメられています。これを公務員試験の勉強にも応用して、「何をすべきでないか」を明確にすることによって「本当にすべきことは何か」を絞り込むことができると考えます。

 ついついいろいろなものに手を付けてしまい、結局どれも中途半端に終わってしまう人には、特にオススメの方法です。

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