金曜コラム「文章、プレゼンの基礎」第4回:極端な意見は控え、バランスをとる

 公務員試験で小論文を書く場合、特に今回のことは大切です。例えば、「〇〇すべきか、すべきでないか」というテーマで小論文を書く場合、「〇〇すべき」「〇〇すべきでない」という結論は、もちろん必要です。しかし、これと同じくらい大切なことは、反対意見への配慮です。

 自分の意見を「〇〇すべき」とした場合、反対意見は「〇〇すべきでない」です。この時、反対意見を全否定するのではなく、一定の理解を表明した方が良いでしょう。逆に、自分の意見を「〇〇すべきでない」とした場合は、「〇〇すべき」という反対意見にも一定の理解を示すことです。

 つまり、自分は両方の意見に理解を示しつつ、より賛同する部分が大きい方を結論にする、ということになります。反対意見に対して、「完全に誤りだ」「ありえない」など、全否定するのは好ましくありません。

 その理由は、公務員に求められる資質と関係しています。公務員は「全体の奉仕者」でなければならず、一部だけの奉仕者であってはなりません。その中で、公務員試験に出る小論文のテーマが二者択一の意見を書かせる場合、どちらの意見にも一定の合理性があるものです。全体の奉仕者としては、どちらかの意見を自分の結論にしながら、他方の意見にも理解を示さなければ、公務員の資質に欠けると見なされるからです。

 実際の政策では、他方の意見にも配慮した形になる可能性もあるので、その時に他方の意見に配慮した点が生きてきます。

 今日の内容は、公務員試験の論文対策として、さらには「〇〇すべきか、すべきでないか」というテーマ「〇〇すべきか、すべきでないか」というテーマに限られたものです。ただし、公務員試験でなくても、賛否両論のあるテーマはいずれの意見にも一定の合理性があるものも多いと思われるので、自分の意見を明確にしつつ反対意見にも一定の理解を示すことは、やはり大切なことではないかと思います。

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