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 今回は、独学か予備校かを決めるに当たり、独学のポイントを紹介したいと思います。

 独学が合っている人はズバリ「自分で決めたい人、自己管理ができる人」です。独学が合っているかどうかを自分で確かめたい場合は、大きな書店に行ってみましょう。公務員試験のコーナーに、多くの参考書や問題集がズラリと並んでいます。それらをひと通りパラパラと眺めてみて、「この本を買って勉強すれば合格できそうだ」と判断できる人は、独学が合っていると言えるでしょう。

 逆に、「たくさんの本がありすぎて、どれを選んで良いのか分からない」と感じる人もいます。その場合は、独学が向いていない可能性があります。なぜなら「全部をしなければならないのではないか」と不安になってしまい、いろいろな参考書や問題集に手を広げてしまう可能性があるからです。そうすると勉強の負担も重くなりますし、勉強しても不安ばかりが大きくなってしまいます。勉強の効率も決して高くありません。このような人は独学には向いていないとも言えます。

 いずれにしても、まずは大型書店に足を運んでみて、独学が合っていそうか確かめてください。

 独学の最大のポイントは、「自己管理ができること」にあります。自分でスケジュールを立てて自分で勉強を進めるので、自分のペースで進めることができます。逆に、スマートフォンやゲーム、コミックなど周囲に勉強の妨げとなるような誘惑が多くあると、どうしてもそれに負けてしまう人には向いていません。「管理」と言うと何だかストイックな印象がありますが、そこまで我慢する必要はありません。日常の行動をルーティン化し、勉強も含めて自然に行動できることができれば良いでしょう。

 私も独学で勉強しました。期間が4か月と短かったことや予備校がほとんどなかった時代なので仕方ありませんが、独学が合っていたと思います。勉強時間は1日平均12時間以上、時には14時間の時もありました。しかし、4か月だけでしたし、それが日常になってくると辛いと思うことは不思議とありませんでした。「歯を磨くように勉強しろ!」という言葉がありますが(確か「ドラゴン桜」です)、我慢して歯を磨く人はいないはずです。むしろ、毎日の習慣になっているので歯を磨かないと気持ち悪いと感じるわけです。これと同じで「勉強しないと気持ち悪い」くらいの習慣になれば、辛いと感じることはなくなります。20日も続ければ、そうなると思います。

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