ここでは、小論文で与えられたテーマについて、どのようなことを書けば良いかを説明します。内容は、次の3つです。

 

  ①「キーワード」を押さえておく
 ②具体的に書く
 ③気の利いた意見があると印象的

①「キーワード」を押さえておく
 小論文を書く際には、そのテーマに関して欠かすことのできないキーワードがあります。それを書くか書かないかで、基本的な事項が押さえられているかどうかが分かるくらい重要なものです。そのキーワードが書かれていれば内容も大きな外れになっていないはず、キーワードがなければ的外れな内容になっているかもしれないと不安になります。挽回するには、よほど良い内容が必要になります。
 では、外せないキーワードとは何でしょうか。小論文の参考書を見ると良いでしょう。多くの参考書にはテーマごとに回答例が載っています。その中で、キーワードが何かよく意識して読んでみてください

②具体的に書く
 具体性にはいくつかの種類がありますので、代表的なものを挙げてみます。
 まず、数字を使うことです。年号や大きさなどは正確でなければなりませんが積極的に使いましょう。また、実際にあったこと(ニュース、自分の体験など)も、具体的な内容になります。自分の意見が正しいことの証明に実際のことを挙げると、説得力が高くなります。ニュースは多くの人が知っている事実なので伝わりやすいですし、あなたの経験はオリジナル性が高くなります。どちらも読み手に伝わるかどうかを見きわめて、使ってください。

③気の利いた意見があると印象的
 気の効いた意見は、あなたの小論文が他とは違うことを印象づけることができます。「なるほど、そういう見方もあるよね。面白い」と思ってもらえれば、高得点も期待できます。
 もちろん、そのような意見は、簡単に出てくるものではありません。そのテーマに深い関心を持ち、色々な意見に触れておく必要があります。新聞を読み比べて主張の違い(やその根拠)を考えてみたり、ニュースサイトなどで多様なコメントが読んでおくと良いでしょう。
 私のツイッターでも公務員に関連するニュースにコメントを付けていますので、興味があればご覧ください。