勉強法や試験対策について、細かいけど何かと役に立つ情報です。これまで私が読んできた勉強法の本の中から、良いと思ったものを厳選して紹介します。自分に合うものを取り入れてください。

勉強のモチベーションを高める方法
 公務員試験は大学受験と同じくらいの勉強をしなければならないし、民間企業を目指す人はこのような勉強をしなくても良いため、モチベーションが上がらなくなる場合があります。ですが、定年まで40年近く勤める長いスパンで捉えてください。これからの40年を決めるための準備と考えれば、頑張れると思います。

1日の時間配分(朝・昼・夜に何を勉強すればよいか)
 勉強法についての本を読むことが多いので、よく書かれていることをまとめてみると、以下の通りです。
 仕事のコツでもあるのですが、朝昼晩の時間帯にそれぞれ適したものがあります。朝、つまり午前中は思考力を使う分野が適しています。試験対策で言えば数的推理・判断推理や論文の練習などです。午後は人とのコミュニケーション、例えば面接や集団討論などの対策が考えられます。夜に向けた準備でも良いかもしれません。そして、夜は記憶の強化です。特に寝る前30分は最も記憶に適した時間と言われています。寝ている間に記憶が整理されて定着しやすいようです。睡眠時間を削り、眠くても頑張るのは根性としては良いかもしれませんが、効率は低いのでオススメできません。

復習のタイミング
 「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。学習したことが時間とともにどのくらい頭に残っているかを表したものです。具体的には、1時間後には56%忘れる、1日後には67%忘れる、といった具合です。そこで、忘れないようにするために、どのタイミングで復讐をすべきかが分かります。脳科学で有名な池谷裕二さんによると、学習した翌日に1回、その1週間後、さらにその2週間後、さらにその1ヵ月後の計4回の復習が良いということです。

スキマ時間の活用
 暗記モノは、どんな受験にも必ずあります。まとまった時間を確保することも大事ですが、ちょっとしたスキマ時間で暗記することは大変有効です。電車の移動中、トイレの中、信号待ちの時間など、数分単位の細かい時間でも積み重ねればかなり勉強できます。まとまった時間を他のことに使えますので、その意味でも効率的で良いと思います。