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 前回は、公務員試験の勉強を続けるためにモチベーションの大切さを強調してきました。確かにモチベーションはとても重要なのですが、実は、毎日維持することはとても大変です。公務員試験の勉強は毎日の積み重ねですし、モチベーションはプレッシャーにもなるので、負担も蓄積されて突然糸が切れたような状態になる可能性もあります。

 そこで、逆説的ではありますが、モチベーションばかりに頼らない勉強も必要になります。そればズバリ、「習慣化で自然に動けるようにする」ということです。私たちは、朝起きれば朝食をとり、歯を磨き…という習慣が定着しています。このような習慣は、モチベーションとは無関係に自然と体が動くものです。

 習慣化の単位は、1日と1週間の2種類を考えると良いでしょう。1日とは、24時間の生活リズムです。起床時間から午前中の行動、午後と夜の行動を一定に保つのです。そうすると、1日の過ごし方に規則性が生まれ、負担を感じることなく行動を持続することができます。また、1週間とは月曜日から日曜日の生活リズムです。大学の講義やサークル活動、アルバイトなどは1週間単位で繰り返されます。これも一定に保つことで、やはり行動の持続が可能になります。もちろん遊びの時間があっても構いません。その場合も、例えば「日曜日の午後に1週間頑張った自分へのご褒美として」というように固定しておけば、それ以外はしっかり勉強することが大きな負担を感じることなくできるようになります。

 このような習慣化をすることで、せっかく高まったモチベーションを削ることなく、自然に勉強を続けられるようにすることも心がけてください。

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